特許・実用新案Patent & Utility model

特許出願から登録までの流れ

特許権を取得するにはおおよそ右のような流れとなります。技術分野にもよりますが審査請求してから特許権取得まで2~4年くらいかかるので、早く権利化を図りたい場合は、早期審査制度を使い6~10ヶ月くらいに短縮することができます。

【特許出願前の準備】

発明の特徴を適確にとらえ、発明の範囲を広く確保するための事前打ち合わせを大事にしたいと考えます。

登録後の流れ

特許権を取得・維持するために、特許庁に対して特許料を支払います。特許査定後に1~3年分を一括して、4年分以降は任意年分を前納で支払います。特許権は、出願日から20年で満了します。

実用新案出願から登録までの流れ

実用新案権を取得するには、おおよそ右のような流れとなります。技術分野にもよりますが、出願から登録まで1.5~3ヶ月位です。

【技術評価書の請求】

実用新案技術評価書は、設定登録された登録実用新案の権利の有効性についての客観的な判断材料となるもので、審査官が先行技術文献の調査を行って作成します。出願後はいつでも、誰でも請求することができます。

【実用新案登録の選択】

実用新案制度を利用するには、戦略的利用目的の下に使い方の工夫も考慮することが好ましく、事前相談を心がけます。

登録後の流れ

実用新案権を取得・維持するために、特許庁に対して登録料を支払います。登録料(1~3年分)は、出願時に出願料と同時に支払います。4年分以降は、任意年分を前納で支払います。実用新案権は、出願日から10年で満了します。